2025年8月07日

こんにちは!西千葉駅直結の歯医者、西千葉歯科・矯正歯科、受付スタッフです🎀
歯科検診の際にまず歯周病の検査をするかと思います。今回は、その歯周病の診断や治療に欠かせない「歯周ポケットの深さ」「出血(BOP)」「歯の動揺度」について、お話します🥺
🦷歯周ポケットの深さとは?🦷

歯周ポケットとは、歯と歯茎の間にできる溝のことです。健康な状態は1~2㎜程度の深さですが、歯周病が進行すると深くなり、歯周病菌が溜まりやすくなり、歯周病の進行を加速させる原因となります。深い歯周ポケットは歯ブラシの毛先が届きにくいため、歯垢や歯石が溜まりやすく、炎症を悪化させ、最終的には歯を支える骨を破壊し、歯を失うことにも繋がります💦
歯周ポケットの深さを知る方法として、歯科検診の際、歯科衛生士は専用の器具(プローブ)を使って歯周ポケットの深さを測定します📏
1~2㎜
健康な状態。歯ブラシでプラークを除去できれば、清潔な状態を保てます。
3㎜
歯肉炎の初期段階。適切なケアで改善が見込めます。
4㎜以上
歯周病の進行が疑われます。専門的な治療が必要になる場合があります。
6㎜以上
重度の歯周病。日常的なケアだけでは改善が難しく、専門的な治療が必要です。
🦷出血(BOP:Bleeding On Probing)とは?🦷
歯科用語のBOPとは歯周ポケットの深さを測定する際、プローブによって歯ぐきから出血するかどうかを調べる検査のことです。これが「BOP検査」です。
健康な歯茎では出血しませんが、炎症があると出血しやすいため、BOPの有無は歯周病の炎症の程度を判断できます🩸
🦷歯の動揺度とは?🦷
歯周病における歯の動揺度とは、歯周病の進行具合を調べるための指標で、歯がどれくらいグラグラするかを数値で表したものです。動揺度が大きいほど歯周病が進行していることを意味します。
動揺度の検査は、ピンセットなどで歯を軽く揺らして調べます。
動揺度の分類
・0度 正常な状態
・1度 わずかに動揺する(初期の歯周病)
・2度 前後左右に動揺する(進行した歯周病)
・3度 前後左右上下に動揺する(重度の歯周病)
健全な歯でもわずかな「生理的動揺」はありますが、動揺度が高い場合は歯周病の進行が疑われます😢
まとめ
歯周ポケットの深さ、出血、動揺度は、歯周病の進行度を知るための重要な指標です‼️これらの検査は定期健診で受けることができます。
歯ぐきの腫れや出血、歯のグラつきが気になる方は、ぜひ検診・クリーニング枠でご予約くださいね🦷💕