2025年10月24日

こんにちは!西千葉駅直結の歯医者、西千葉歯科・矯正歯科、受付スタッフです🎀
「歯は硬いからそう簡単には壊れない」と思っていませんか❓実は、歯は人体の中で最も硬い組織ですが、硬いからといって無敵ではありません⚔️今回は、歯の硬さの科学的な根拠と、それを守るためのケアについてお話します🥺

🦷歯の硬さはどれくらい?🦷
歯の硬さは、「モース硬度」という鉱物の硬さを示す尺度で評価され、モース硬度は約7で水晶と同じくらいです🔮これは、人体の中で最も硬い組織であるエナメル質によるものです。ただし、硬い物質ほど衝撃に脆い性質があり、強い力が加わると欠けたり割れたりすることがあります。
モース硬度
1.チョーク 2.石膏 3.サンゴ 4.鉄 5.アパタイト 6.オパール 7.水晶 8.トパーズ 9.ルビー、サファイヤ 10.ダイヤモンド
🦷歯の構造と硬さの違い🦷
歯は複数の層で構成されており、それぞれ硬さが異なります🪨
- エナメル質
モース硬度…約7
組成…約97%がハイドロキシアパタイトというリン酸カルシウムの一種で構成されています。 - 象牙質
モース硬度…約5~6
組成…ハイドロキシアパタイトが約70%、コラーゲンなどの有機質が約18~20%、水分が約12~13%で構成されています。 - セメント質
モース硬度…約4~5
組成…ハイドロキシアパタイトが約65%、コラーゲンが約23%、水分約12%、で構成されています。
このように、歯は硬さだけでなく、しなやかさと柔軟性を持つ層が組み合わさって機能しています🦷✨
🦷硬い歯でもダメージを受けることがある🦷
硬いエナメル質でも、以下のような要因でダメージを受けることがあります❤️🩹
酸によるダメージ(酸蝕症)
・酸性飲食物の摂取
炭酸飲料、柑橘類、酢などを頻繁に摂取すると、エナメル質が溶け始めます。
・酸性飲料摂取後のケア
酸性の飲み物を飲んだ後、すぐに歯磨きをするとエナメル質が軟化しているため、さらに削れやすく なります。
物理的な力によるダメージ
・歯ぎしり、食いしばり
歯ぎしりや食いしばりによって、エナメル質が徐々にすり減ります。
・硬いものの摂取
硬いものを噛む行為は、歯に物理的なストレスを与え、エナメル質が欠けたり割れたりする原因となります。
・外傷
スポーツ中などに歯をぶつけるといった衝突や転倒は、歯にヒビが入ったり欠けたりする原因となります。
硬さはあくまで「健全な状態」での話であり、生活習慣や加齢によって硬度は低下することがあります😥
🦷歯の硬さを守るためのケア🦷
歯の硬さを維持するには、以下の習慣が効果的です‼️
- フッ素入り歯磨き粉の使用:再石灰化を促進し、エナメル質を強化
- 酸性食品の後は水でうがい:酸の影響を中和
- ナイトガードの使用:歯ぎしり対策
- 定期的な歯科検診:摩耗やひび割れの早期発見
特にフッ素と唾液の働きは、科学的にも歯の硬度維持に有効とされています💫
まとめ
歯のエナメル質は確かに硬く、耐久性に優れていますが、酸や摩擦、加齢などによって脆くなる可能性があります😯硬さを過信せず、日々のケアと定期的なチェックで歯の健康を守りましょうね🦷💕
参考文献
つきみ野歯科医院「歯はどれくらい硬い?~驚くべき歯の強さと個人差~」
福田デンタルクリニック「驚くべき歯の硬さとその秘密とは?」
とみざわ駅前歯科「歯(エナメル質)はどれくらい硬いのか?」