口腔機能管理
口腔機能管理
ご自身やご家族に、次のような様子はありませんか。
これらは相談の目安です。
当てはまるだけで病気と決まるわけではありません。
気になる様子が続く場合は、年齢や発達段階、体調に合わせて確認しますので、ご相談ください。
「口腔機能発達不全症」とは、食べる・話すなどのお口の機能が年齢相応に十分に育っておらず、専門的な支援が必要な状態です。
食べ方や発音、舌や唇の動きなどを確認し、発達段階に合わせて支援します。
口が開きやすい・口呼吸が続く場合は、お口周りの機能だけでなく、鼻づまりや扁桃・アデノイドの肥大なども確認することが大切です。
口呼吸は歯並びやかみ合わせの問題と関連することがありますが、それだけが原因とは限りません。
大きないびきが続く、睡眠中に呼吸が止まる、苦しそうに眠る様子があれば、小児科や耳鼻咽喉科への相談も必要です。
当院でもお口の状態を確認し、必要な受診をご案内します。
当院では、舌や唇の動かし方、口の閉じ方、かみ方・飲み込み方を練習する口腔筋機能療法(MFT)などを行っています。
年齢や発達段階に合わせ、無理なくご家庭で続けられる方法をお伝えします。
鼻づまりがある場合は、その原因への対応も必要です。歯並びの治療が必要かどうかは、お口の機能とは別に評価します。
口腔機能低下症は、加齢だけでなく、病気や歯の状態、薬の影響などによって、お口の複数の機能が低下した状態です。
検査結果に基づいて診断し、状態に合わせたケアで機能の維持・改善を目指します。
オーラルフレイルは、お口のさまざまな働きの軽い衰えに早く気づくための考え方です。
口腔機能低下症は検査に基づく病名で、両者には重なる部分があります。
食べられる物が限られると栄養が偏り、全身の筋力や活力の低下につながることがあります。
また、飲み込む働きが低下し、唾液や食べ物とともに細菌が気管に入ると、誤嚥性肺炎につながる場合があります。
発症には全身状態なども関わるため、むせや飲み込みづらさが続く場合は早めにご相談ください。
検査結果や生活習慣に合わせ、舌や唇の運動、かむ・飲み込む練習、乾燥へのケアなどを行います。
むし歯・歯周病の治療や入れ歯の調整、食事内容の工夫も含めて支援し、必要に応じて医科と連携します。
年齢や症状に合わせて検査を行い、結果をご説明したうえで、継続しやすい管理計画を立てます。
初診とカウンセリング
現在のお困りごとや、食事・会話・睡眠の様子を伺います。
いつから気になるか、どのような場面で困るかに加え、持病や服用中のお薬についてもお知らせください。
お口の機能の評価と検査
お子さまは年齢や発達段階に応じて、食べ方、発音、舌や唇の動きなどを確認します。
大人の口腔機能低下症では、お口の衛生状態、乾燥、かむ力、舌や唇の動き、舌の力、かみ砕く働き、飲み込みの7項目を評価します。
検査で3項目以上が診断基準に該当する場合に、口腔機能低下症と診断します。
口唇閉鎖力は、大人の口腔機能低下症の7項目とは別の評価です。必要な検査を選び、むせや痛みなどがある場合は、安全に配慮して方法を調整します。
結果の説明と管理計画のご提案
検査結果と日常生活でのお困りごとを踏まえ、改善を目指す点や保ちたい機能を共有します。
必要な治療やトレーニングの内容、保険適用の範囲、費用をご説明します。
医院での指導とご自宅でのケア
通院間隔は月1回程度を目安に、状態に応じて調整します。
歯科医師や歯科衛生士が取り組み方を確認し、ご自宅で行う内容・回数・時間をご案内します。
負担が大きい場合は、続けやすい方法を一緒に考えます。
定期チェックと再評価
一定期間後に再評価を行い、検査値や食事・会話のしやすさの変化を確認します。
改善している点、維持できている点、引き続き支援が必要な点を共有し、ケアやトレーニングを見直します。
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