2025年5月25日

こんにちは!西千葉駅直結の歯医者、西千葉歯科・矯正歯科、院長です!
お酢は健康に良いとされ、食事や飲み物に取り入れる方も多いですが、実は歯に悪影響を及ぼす可能性があることをご存じでしょうか?今回は、お酢と歯の関係について詳しく解説します。
1. お酢が歯に与える影響
お酢は酸性の性質を持ち、pHが低いため、歯の表面のエナメル質を溶かす可能性があります。これを酸蝕症と呼び、進行すると歯が薄くなり、知覚過敏や虫歯のリスクが高まります。
2. 酸蝕症の原因となる食品・飲料
お酢だけでなく、以下のような食品・飲料も酸蝕症の原因となることがあります。
- 炭酸飲料(コーラ、サイダーなど)
- 柑橘系ジュース(オレンジジュース、レモンジュースなど)
- スポーツドリンク
- ワインやビール
- 乳酸菌飲料(ヨーグルトドリンクなど)
これらの食品・飲料を頻繁に摂取すると、歯のエナメル質が徐々に溶けてしまう可能性があります。
3. 酸蝕症を防ぐためのポイント
お酢を含む酸性食品を楽しみながら、歯を守るためのポイントを紹介します。
- 摂取後すぐに歯を磨かない
酸性の食品を摂取した直後に歯を磨くと、溶けかけたエナメル質をさらに削ってしまう可能性があります。30分ほど時間を空けてから歯を磨くのが理想です。 - 水を飲む・うがいをする
お酢を摂取した後は、水を飲んだりうがいをすることで、口内の酸を中和し、歯への影響を軽減できます。 - ストローを使う
酸性の飲み物を飲む際にストローを使うことで、歯に直接触れる量を減らすことができます。 - カルシウムを摂る
歯の再石灰化を促すために、乳製品や小魚などのカルシウムを含む食品を積極的に摂取しましょう。
参考文献
お酢と歯の関係について、以下の文献を参考にしました。
お酢は健康に良い食品ですが、摂取方法に気をつけることで歯を守ることができます。気になることがあれば、お気軽にご相談ください!