2025年10月02日

こんにちは!西千葉駅直結の歯医者、西千葉歯科・矯正歯科、受付スタッフです🎀
ドラッグストアに並ぶ数十種類の歯磨き粉。「虫歯予防」「ホワイトニング」「歯周病ケア」など、パッケージの言葉に迷ってしまう方も多いのではないでしょうか❓実は、歯磨き粉は“目的に合った成分”を選ぶことで、効果が大きく変わります❕今回は、歯磨き粉の選び方についてお話します🥺

🦷歯磨き粉の基本成分と役割🦷
歯磨き粉は、歯ブラシだけでは落としきれない汚れや細菌を除去し、口腔内を清潔に保つための補助アイテムです。主な成分とその役割は以下の通りです😊
主な基本成分
- 清掃剤(研磨剤)
歯の表面の汚れ(歯垢や着色など)を落とします。
(例)無水ケイ酸、リン酸水素カルシウム、水酸化アルミニウム - 潤滑剤
歯磨き粉の乾燥を防ぎ、ペースト状を保ちます。
(例)グリセリン、ソルビトール - 発泡剤
泡立ちを良くして、汚れを落としやすくします。
(例)ラウリル酸ナトリウム - 粘結材
歯磨き粉の成分の分離を防ぎ、粘り気を与え、安定させます。
(例)アルギン酸ナトリウム、カラギーナン - 香味料
口をすっきりとさせ、爽快感を与えます。
(例)メントール、ミント類、サッカリンナトリウム - 保存料
防腐作用があり、歯磨き粉の品質を長期にわたり保ちます。
薬用成分(効果、効能を与える成分)
- フッ素
歯の石灰化を促進し、エナメル質を強化することで虫歯を予防します。フッ化ナトリウムやモノフルオロリン酸ナトリウムなどが配合されています。 - キシリトール
虫歯菌の活動を抑制する効果があり、虫歯予防につながります。 - その他
殺菌成分(IPMPなど)やステイン除去成分(ポリリン酸ナトリウムなど)が、歯周病予防やホワイトニング効果を持つ歯磨き粉にも配合されています。
これらの成分がどれだけ含まれているかが、歯磨き粉選びの重要なポイントになります🧐
🦷目的別歯磨き粉の選び方🦷
虫歯予防には「高濃度フッ素配合」
フッ素は虫歯予防の基本成分です。成人には1000ppmから1450ppmの高濃度フッ素が推奨されています。子ども用は年齢に応じて500〜1000ppmが目安です。
また、研磨剤や発泡剤が少ない製品を選ぶのがポイントです❕キシリトールのような虫歯菌を抑制する成分配合も効果的です😊
おすすめ表示:「フッ素1450ppm配合」「再石灰化促進」
歯周病予防には「殺菌・抗炎症成分入り」
歯茎の腫れや出血が気になる方は、殺菌、抗炎症成分のCPC(塩化セチルピリジニウム)やIPMP(イソプロピルメチルフェノール)、トラネキサム酸などが含まれた製品を選びましょう❕
また、低研磨、低発泡のジェルタイプは、薬用成分が口内にとどまりやすく、歯茎に優しいケアができます。
おすすめ表示:「歯周病予防」「抗炎症」「殺菌作用」
知覚過敏には「刺激ブロック成分入り」
歯がしみる方には、硝酸カリウムや乳酸アルミニウムが配合された低刺激タイプがおすすめです❕継続使用で効果が出ます。
硝酸カリウムは神経への刺激を抑制し、乳酸アルミニウムは象牙質の穴を封鎖することでしみる痛みを和らげます😌
おすすめ表示:「知覚過敏ケア」「しみるのを防ぐ」
ホワイトニングには「ステイン除去成分入り」
着色汚れが気になる方は、ポリリン酸や弱研磨剤入りの着色汚れを落とす成分と歯を傷つけない低研磨タイプの製品を選びましょう❕
具体的には、ポリエチレングリコールなどのステイン除去成分をふくむものや、薬用ハイドロキシアパタイトで歯の表面を整えるものを選びましょう。
おすすめ表示:「ステイン除去」「低研磨」「ホワイトニング」
🦷避けたい成分と注意点🦷
以下の成分が多く含まれる製品は、長期使用に注意が必要です‼️
- ラウリル硫酸ナトリウム:強い発泡剤で粘膜刺激の原因になることも
- 過剰な研磨剤:エナメル質を傷つける可能性あり
- 強漂白成分:知覚過敏や歯茎トラブルのリスク
成分表示を確認し、「低刺激」「研磨剤無配合」などの表記があるものを選ぶと安心です🤭
まとめ
歯磨き粉は、ただの「泡立ち」や「香り」で選ぶのではなく、自分の口腔状態に合った成分を選ぶことが大切です。虫歯予防、歯周病ケア、ホワイトニング、知覚過敏など、目的に応じた成分をチェックして、毎日のケアをより効果的にしましょう❣️
当院では、患者さんの口腔状態に合わせた歯磨き粉のご提案も行っていますのでぜひご相談ください🦷💕