2026年3月01日

こんにちは!西千葉駅直結の歯医者、西千葉歯科・矯正歯科、受付スタッフです🎀
「歯槽膿漏(しそうのうろう)」という言葉を聞いたことがある方は多いと思いますが、実はこれは正式な病名ではありません❕
歯科医学的には「歯周病」と呼ばれ、その中でも重度に進行した状態を一般的に“歯槽膿漏”と表現します。今回は、歯槽膿漏とは何か、どんな症状が出るのか、そしてどう治療すべきかをお話します🥺

🦷歯槽膿漏とは?🦷
歯槽膿漏とは、歯周病が進行し、歯を支える骨(歯槽骨)が溶けて歯ぐきから膿が出る重度の歯周炎のことです。主な症状は歯ぐきの激しい腫れ、出血、口臭、歯のぐらつきであり、放置すると歯が抜け落ちることもあります。主な原因はプラーク(歯垢)内の細菌で、毎日のブラッシングと歯科医院での定期健診が必要です😣
🦷歯周病との違いは?🦷
結論から言うと、歯槽膿漏=重度の歯周病です。歯周病と歯槽膿漏は基本的に同じ病気であり、歯槽膿漏は歯周病が重度に進行し、歯ぐきから膿が出る状態を指す呼び名です🤔
歯周病は進行度によって以下のように分類されます。
- 歯肉炎(歯ぐきの炎症のみ)
- 軽度〜中等度歯周炎(骨が溶け始める)
- 重度歯周炎=歯槽膿漏(膿・歯の動揺・骨の大幅な破壊)
つまり、歯槽膿漏は歯周病の一部であり、最も進行した状態を指す言葉です💦
🦷歯槽膿漏の主な症状🦷
- 歯ぐきの異常
歯肉が赤く腫れる、押すと膿が出る、歯が長く見える(歯肉が退縮する)。 - 出血、痛み
歯磨き時や硬いものを噛んだときに出血する、歯ぐきがムズムズする、慢性的な痛み。 - 口臭
歯周ポケットの膿と細菌により、強烈な臭い(腐った魚や玉ねぎのような臭い)が発生する。 - 歯の動揺
歯を支える骨(歯槽骨)が溶け、歯がグラグラして浮いているような感覚になる。 - その他
歯と歯の間に食べ物が詰まりやすい、朝起きた時に口の中に粘り気がある。
これらは、歯周病菌による炎症が長期間続き、歯を支える骨が大きく破壊された結果起こります💥
🦷歯槽膿漏の原因🦷
- 細菌の塊(プラーク、歯垢)
歯と歯ぐきの境目に残った汚れが歯垢となり、その中で増殖した細菌が毒素を出して組織を破壊します。 - ブラッシング不足、磨き残し
毎日の歯磨きで歯垢を取り切れず、歯周ポケットに汚れが蓄積する。 - 喫煙
タバコは血管を収縮させ、歯ぐきの血流を悪化させるため、免疫力が低下し歯周病を急速に悪化させる最大のリスク要因の一つです。 - ストレス、免疫力の低下
ストレスや過労により免疫力が低下すると、細菌の活動が優位になり炎症が悪化しやすいです。 - 糖尿病や全身疾患
糖尿病があると歯周病菌に対する抵抗力が落ち、また歯周病が糖尿病を悪化させるという相互悪影響があります。 - 歯石の付着
歯垢が石灰化した歯石は表面がザラザラしており、さらなる細菌繁殖の温床となります。
特にプラークは「細菌の塊」であり、歯周病の直接的な原因です😈
🦷歯槽膿漏は予防できる?🦷
歯槽膿漏は、日々の正しいセルフケアと歯科医院での定期的な専門ケアを継続することで、十分に予防、進行抑制が可能です‼️
- 毎日のセルフケア
・歯周ポケットケア…歯ブラシを歯と歯ぐきの境目に45度の角度で当て、小刻みに動かす「バス法」で磨く。
・歯間クリーニング…デンタルフロスや歯間ブラシを使い、歯ブラシでは届かない隙間の汚れを確実に除去する。
・殺菌、抗炎症作用のある歯磨き粉…歯ぐきの腫れ、出血、口臭を防ぐ薬用成分が配合された歯槽膿漏用歯磨き粉を使う。 - 定期的な歯科検診
・3~6か月に1回の受診…自分では落としきれない歯石を、歯科衛生士に除去してもらう。
・正しいブラッシング指導…自分自身の磨き残しの傾向を理解し、正しい技術を習得する。 - 生活習慣の改善
・禁煙…喫煙者は非喫煙者に比べ、歯周病になりやすく、悪化もしやすい。
・免疫力低下を防ぐ…栄養バランスの取れた食事や十分な睡眠を取り、全身の健康を保つ。
・よく噛む…食物繊維が豊富な野菜など、よく噛む食品を選ぶことで、唾液の分泌を増やし口内を清潔に保つ。
まとめ
歯槽膿漏とは、歯周病が重度に進行し、歯ぐきから膿が出る状態の通称です。
放置すると歯を失うリスクが高まりますが、早期に治療すれば進行を止めることができます❕
「歯ぐきが腫れる」「出血する」「口臭が気になる」などの症状があれば、早めの受診をおすすめしますのでぜひ当院にご相談くださいね🦷💕
参考文献
- 歯周病治療センター古河「歯槽膿漏とは?」
- 小野瀬歯科医院「歯周病と歯槽膿漏の違い」
- 日本歯周病学会「歯周病の分類と進行」