2025年11月25日
こんにちは！西千葉駅直結の歯医者、西千葉歯科・矯正歯科、受付スタッフです🎀
歯科医院で治療を受ける際、「器具は清潔なのかな？」「感染の心配はないの？」と感じたことはありませんか❓
歯科治療では、器具が唾液や血液に触れることが多く、感染予防のために徹底した衛生管理が欠かせません‼️患者さんに安心して治療を受けていただくために、当院では器具の使用後に「洗浄」や「滅菌」という工程を厳密に行っています📢今回は、その意味や目的についてお話します🥺
🦷器具の使用後はどうしているか🦷
①血液分解と予備洗浄
血液分解とは、使用済みの器具に付着した血液やたんぱく質を、専用の薬剤(血液分解剤)を使って分解、除去することです🩸
器具に付着した血液やタンパク質は、酵素系洗浄剤（プロテアーゼなど）を使って分解します。これにより、凝固した汚れを効率よく除去でき、次の洗浄工程の効果が高まります。この段階では、器具を専用の洗浄液に浸漬し、一定時間反応させます。
予備洗浄は、血液分解剤に付けた後、しっかりと流水とブラシなどを使って洗い流します。
②超音波洗浄で微細な汚れも除去
次に行うのが超音波洗浄です。歯科治療で使用した器具についた目に見えない微細な汚れを、超音波の泡で効率よく落とすための装置です。液体に超音波を当てることで、微細な泡複(キャビテーション)を発生させます。数な形状の器具の細部まで短時間で洗浄でき、手洗いでは落としきれない汚れを除去できます。
主な目的と効果
・院内感染対策…消毒、滅菌工程の前処理として、医療器具の洗浄を徹底し、安全性を高めます。
・効率的な洗浄…手洗いが難しい細部まで短時間で洗浄できます。
・高い洗浄効果…血液やたんぱく質などの汚れに対して、浸漬洗浄と組み合わせることで洗浄効果を高めることができます。
③高圧蒸気滅菌で完全に無菌化
超音波洗浄後の器具は、高圧蒸気滅菌(オートクレーブ滅菌)とは、密閉した装置内で高温、高圧の飽和水蒸気を用いて、死滅させる方法です。
特徴…密閉容器で圧力をかけ、水の沸点を上げて100℃以上の高温で約1時間滅菌します。
仕組み…高圧洗浄による滅菌
装置内の蒸気を高温、高圧状態をすることで、細菌、ウイルスなど、ほとんどすべての微生物を死滅させます。
④滅菌後の保管と管理
歯医者で滅菌する際に滅菌パックに入れ、衛生的に保管されます。その後、治療の直前に患者さんがいる診察室でパックを開封し、清潔な状態で使用されます😊✨
滅菌後に行われること
・滅菌パックの密閉、保管
滅菌された器具は、衛星を保つために個別に滅菌パックに入れ、密封されます。
・治療直前に開封
治療を受ける患者さんが診察室に入ってから、清潔な状態でパックを開封します。これにより、器具が患者さんごとに清潔な状態であることが確認できます。
・使用直前の取り出し
滅菌パックは再利用されないように作られており、使用直前まで開封されません。これは、滅菌された状態が使用時まで保たれるようにするためです。
🦷滅菌と消毒の違いとは🦷
まず、「滅菌」と「消毒」は似ているようで意味が異なります。
滅菌
目的…すべての微生物を死滅または除去し、完全な無菌状態にする。
効果…すべての生きた微生物を死滅させる。
対象…一般的に医療器具など、再利用されるものに適用される。
消毒
目的…病原菌やウイルスなどの有害な微生物を減らす。
効果…対象物に存在する微生物を減らす。必ずしもすべての微生物が死滅するわけではない。
対象…日常生活でも実施可能。滅菌できないものに適用される。
歯科治療では、器具が唾液や血液に触れるため、滅菌処理が不可欠です‼️
まとめ
歯科器具の洗浄・滅菌は、患者さんの安全を守るための“見えない努力”です❕当院では、最新の設備と厳格な手順に基づいて、すべての器具を徹底的に管理しています🤔‼️安心して治療を受けていただけるよう、衛生面にも最大限の配慮をしています。ぜひご来院お待ちしてます🦷💕
